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仕事

2015.01.04 ( Sun )

看護師の資格効果を最大限高めるための心得3つ


資格を取るために頑張る看護師

経歴・生涯、職業・仕事という意味をもつ「キャリア」という言葉。

自分自身がどのように仕事をしてきたのか、そして、これから先どのように仕事をしていくのか、ということを考えるとき、キャリアという言葉がよく用いられます。

仕事上のキャリアを考える場合は、技術を高めてスぺシャリストを目指す、マネジメントスキルを磨いて管理職を目指すなど、看護師としての自分の方向性を考えることが、キャリアを考えることにつながります。

そんなとき、気になるのが資格ではないでしょうか。様々なアンケートでも関心が高く、「資格をもっている」と答えた人のなかには複数の資格を取得している人が多くいました。また、身近な存在である上司も、キヤリアを考えるうえでさまざまなヒントを与えてくれます。

ここでは、資格、上司という2つの角度から、キヤリアを考えてみましょう。

資格を取って何が変わったのか?

資格を取って何が変わったか?

 

資格を目指すときの心得

  1. 目的をはっきりと
    現在の仕事や将来の希望と、学ぶ内容の関連性を確認「なぜ資格を取るのか?」までさかのぼって考えることが大切。
  1. 計画性を持つ
    お金、時間など、苦労もつきもの。試験時期が限られる資格もあるので、事前に十分なリサーチをする必要がある。
  1. 資格はあくまでも手段
    資格はあくまでも手段であり、昇給昇進は日々の努力の結果としてついてくるもの。資格がすべての夢を叶えてくれるわけではない。

資格取得後の効果

資格を取得した看護師の7割以上の人が資格の取得後に何らかの変化を感じていると言われています。まず、資格がもつ代表的な「効果」について考えてみます。

知識・スキルを習得する

たいていの資格は、取得に向けて検定試験や認定試験が行われています。

合格するためには当然のことながら勉強が必要です。また、講習会が実施されているものや、実習やレポートが課されているものもあります。これらのプロセスを経るなかで得られた知識や技術が日々の業務とリンクしている場合、「仕事に役立つた」と感じられることが多いのです。

つまり、資格そのものよりも、途中経過である勉強にこそ価値があると言えるのです。

ただ、忙しい毎日のなかで時間を割き、自分から勉強に取り組んでいくのは簡単ではありません。そんなとき、試験日程が決まっていたり、要点をまとめた参考書や問題集が利用できる資格は、自分を奮い立たせるので、非常に役立ちます。

資格の取得を目指して勉強していたら、自然と仕事に必要な知識や技術が身に付いた。それが、資格の効果です。

知識・技術の客観的な証明

さまざまな仕事において、自分自身の「キャリア」を説明する際にもっとも多く用いられるのが経験年数です。「看護師歴10年」「循環器病棟で5年勤務」といった具合に、あなた自身のキャリアを説明した経験があるでしょう。

しかし、その人がもっている知識や技術の量は、経験年数だけで測ることはできません。それに対して資格は、認定を行う学会や団体などから、「専門家として一定の知識や技術をもっていると認められた」ということを意味します。

資格が一つの客観的な物差しとなって、取得者の知識・技術を証明してくれるのです。

経験知を体系的知識へ

資格取得に向けた勉強のなかでは、その分野における研究の歴史など、「仕事には必要ないのでは?」と思えるような内容も出てきます。しかし、これこそが資格の効果でもあるのです。

日々の業務で習得する知識は、必ずしも順序立てられていません。目の前の仕事を通して、ランダムに、そして断片的に身に付けていくことがほとんどです。また、「今までの経験上、こうするのが良い」といった経験知もあります。

資格取得に向けた勉強では、これらを順序立てて学ぶことができます。また、経験知を裏付ける研究結果などに出合うこともあります。つまり体系的な知識を習得できるのです。

現場で習得した知識を体系立てて勉強することは、それまでの不安や疑問を解消し、仕事に対する自信につながります。また、断片的な知識が整理されることで、次のステップへと進むきっかけになります。

目的意識が効果を最大化するための分岐点

多様な効果が期待できる資格ですが、看護師へのアンケートでは、17%の人が「何も変わらない」と答えています。その原因として考えられるのが、資格を取る「目的」です。

「知識・スキルを習得する」「知識・技術の客観的な証明」「経験知を体系的知識へ」という資格の効果は、分野を超えて多くの資格に当てはまります。

それに対して「仕事に役立てたい」という希望から資格の取得を考える際は、これらの効果を表す言葉の前に、「仕事に必要な」という、一つ言葉を加えなければなりません。当然と言えば当然なのですが、案外、見落としがちなのがこのポイン卜です。

「将来役立ちそうだから」「もっていれば、なんとなく有利そうだ」、という動機から習得を目指し、いざ取得となった段階で、「仕事に役立たない。期待外れだ」というのは、仕事と資格との関連性を考えずに取得してしまったからです。せっかく苦労して取った資格だから、仕事に活かしたいと思うのは自然なことです。

とはいえ、まったく関連のない分野の資格を仕事に活かそうと思っても、やはり無理があります。きっかけは何であれ、もし「仕事に活かしたい」という希望があるなら、「どんな資格なのか」「どんな知識が得られるのか」「その知識は仕事とどう関連するのか」をしっかりと調べておく必要があります。

 

保健師 17%
ケアマネジャー 12%
認定看護師 7%
3学会合同呼吸療法認定士 6%
専門看護師 1%
その他 54%

「その他」はこういう資格を持っている

  • 内視鏡技士
  • ACLS
  • BLS
  • PALS
  • 養護教諭免許1種
  • 医療事務
  • 保育士
  • 学芸員

資格は万能ではない

看護師資格がないと、看護師としての業務を行うことはできません。医師や弁護士も同様です。

これらの資格は、一定水準の知識や技術を身に付けた人だけに業務を許可するための資格です。それに対して取得者も取得していない人も同じ業務ができる資格もあります。この点を十分に理しておかないと、「資格を取ったのに仕事内容が変わらない」というストレスにつながります。

また、「資格を取得しても給料が同じ」といった不満が生まれることもあります。これも資格に対する過度な期待、あるいは誤解の1つです。職場によっては、資格取得に対して支援制度が設けられていたり、資格手当が用意されている場合もあります。しかし、それがないない職場もあります。

勤務する職場が後者であるにもかかわらず、「資格取得=昇給、昇進」と考えると、期待外れになりかねません。

ここで大切なのは、資格はあくまでもきっかけだということです。「資格取得に向けて勉強する→知識、技術が磨かれる→仕事のスキルが伸びる」という過程を経た結果として、昇給や昇進につながるのです。

大半の資格に即効性はありませんし、万能でもありません。それが資格というものです。しかし、心のもちかた次第で、さまざまな場面で資格はあなたの成長を促してくれ、目標へと導いてくれます。キャリアを形成するうえで、資格は役立つ「道具」として利用したいものです。

上司は重要なヒントを与えてくれる

尊敬できる上司に関する看護師の声を見てみると、いくつかの傾向がうかがえます。

マネジメント能力に関するもの

「小さなところまでよく見てくれている」、「自分のことを信じ、尊重し、認めてくれる」といった声が代表例です。現場とは少し距離を置きながらも、スタッフを見守り、支えてくれている姿が尊敬の対象となっているようです。

実務面に着目したもの

「状況に応じて臨機応変に対応し、的確な指示を出す」という知識やスキル、経験を土台とした日々の業務や、「病棟管理のビジョンがある」といった、仕事の根底となる考えかたに評価が集まっています。

仕事や生活を含めた、その人の生きざま・人間性に対する評価

「余裕があり、笑顔で対応できる人」といった上司がそばにいてくれれば、確かにスタッフは安心して働くことができます。これらの「尊敬できる上司像」は、あなたにとっての「なりたい自分像」と考えることもできます。

尊敬できる上司、目標にすることができる先輩を見つけることで、「上司や先輩たちのようになるには、どうすればいいのか?」と、疑問が浮かんでくるはずです。それをクリアしていくことで、一歩ずつ、キャリアを積み重ねていくことができるのです。

先に分類した尊敬できる上司像は、マネジメントスキルを伸ばすか、実務スキルを伸ばすか、あるいは人間的成長を重視するかという、自分自身の成長に向けて注力すべきポイントの大まかなグループ分けと言うこともできるのです。

今、必要な目標

コミニュケーション能力 27%
柔軟性 18%
洞察力 14%
決断力 11%
リーダーシップ 10%
行動力 9%
調整力 8%
意思の強さ 2%
その他 1%

 

まとめ

上記は、そんなプロセスをすでに経験している看護師の声。

目標を定めることで、今、自分がすべきことが見えてます。さらに踏み込んで考えれば、資格の取得やセミナーへの参加、日常業務での心がけなど、具体的な行動へと落とし込めます。

上司・先輩を通して、ぜひ、自分自身の将来像を描いてみてくだい。後で後悔しないように。

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