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和田洋巳

2016.05.01 ( Sun )

がん予防はライフスタイルを変えることから始めよう


がん遺伝子検査

様々ながんのリスク要因を見てみると、がんの発症には食事と喫煙が大きく関与していることがわかります。そこで、がんを予防するためのライフスタイル10過剰を示します。

この機会に生活習慣を把握し、がんやメタボリックシンドロームになりにくいからだ作りに挑戦しましょう。

がんになる原因の大半は喫煙と食事

1996年の米国ハーバード大学の発表によると、がんの要因には、喫煙と食事がそれぞれ約3割を占めていることがわかってきています。

また、日本の国立がん研究センターの調べでは、喫煙や過度の飲酒により、発がんのリスクが1.6倍になることが報告されています。これらを改善することにより、がんのリスクを大きく下げることができると言えます。
(世界がん研究基金、米国がん研究財団より一部改変)

禁煙は必須

2008年の日本の喫煙率は、男性が約37%、女性が9.1%と発表されています。男性については全体として減少傾向にありますが、女性では増加傾向にあります。いずれにしても米国の約20%の喫煙率に比べ、依然として高いことがわかります。

喫煙は、煙が直接触れる口腔、咽頭、喉頭、肺や、ニコチンが触れる食道、胃、腸はもとより、ほぼすべてのがんの発症に関係していると言えます。

がんになりにくい食事を

日本における近年の食の欧米化により、日本古来の野菜や魚中心の食から、肉類中心の食事に変わってきました。それにより、高脂肪、高タンパク、高カロリーの食事が多く、がんだけではなく肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病も社会的な問題となっています。

塩分摂取も減ってきたとはいえ、日本には味噌、醤油といった塩分の多い調味料や、円蔵の食品などが多く、減塩も十分とは言えません。

塩分摂取を極力控え、高脂肪高タンパクである動物性食品を制限して、野菜や果物を多く食べ、玄米や全粒穀物を利用した繊維質、ビタミン、ミネラルを多く含む食事を中心に、腹八分目を心がけることが大切です。

生活習慣と発がんの相対リスク

  1. 受動喫煙           1.02~1.03
  2. 野菜不足             1.06
  3. 塩分の摂り過ぎ        1.11~1.15
  4. 運動不足           1.15~1.19
  5. 肥満               1.22
  6. 痩せすぎ             1.29
  7. 毎日2~3合の飲酒         1.4
  8. 喫煙               1.6
  9. 3合以上の飲酒           1.6

出典:国立がん研究センター

日本人のがん予防に対する意識調査

出典:国立がん研究センター 社会と健康研究センター

がんを予防するためのライフスタイル10過剰

1.適性な体重を維持する

MBI(Body Mass Index)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が21~23の範囲が正常。
痩せすぎてもいけません。BMIが20~24の範囲内になるよう、努力しましょう。

2.運動をする

毎日、少なくとも30分は運動しましょう。

3.高カロリー食を控える

高カロリーの食べ物や、砂糖入り飲料、ファストフードの摂取を控えましょう。

飲料としては水やお茶、武藤のコーヒーがおすすめです。

4.植物性の食品をとる

野菜や果物をたくさんためましょう。市販の野菜ジュースは繊維が取り除かれているので、できるだけ生、あるいは調理した野菜を食べます。

漬物は塩分のとりすぎに注意し、できるだけ少なくします。
穀類は精製度の低い玄米や胚芽米、雑穀を食べ、豆類もお勧めです。

5.動物性の食品を控える

牛やブタ、羊などの動物性食品を控えましょう。

又ハムやベーコン、サラミなどの加工肉を極力裂けましょう。
肉リハ鶏肉であれば、脂身の少ないところを少量にし、魚を食べましょう。

6.アルコールは飲み過ぎず、休肝日を

アルコールは少量であれば、からだに良い効果をもたらす場合もありますが、無理に飲むひつ料はありません。

飲む場合も量を控え、休肝日を必ず設けましょう。
ビールにして安静は一日に500ml缶1本、女性はその半分を目安にしましょう。

7.調理法に気をつける

音聞、油分を極力控えた調理法にしましょう。

魚も塩漬けや干物を少なくし、焼き加減も小げすいないように気を付けましょう。
油分もできるだけ少なくし、バターなどの動物性油脂よりも、オリーブ油などの良質な植物油を使用しましょう。
天ぷら屋フライを裂け、衣は残します。

8.サプリメントを上手に

ビタミンやミネラルなど、必要な栄養素はサプリメントではなく、食費から摂取しましょう。多くのビタミンやミネラルは植物性食品から摂取できます。

サプリメントを使用する場合も上手に使いましょう。
腸内細菌を音の得るtめに乳酸菌を摂取する場合、ヨーグルトなどの乳製品よりも、乳酸菌製剤で摂取したほうが効果的な場合があります。

9.冷えを取る

体温が一度下がると免疫力が30%下がると言われていますが、摂取カロリーを制限し始めると、体温も低めになる傾向があります。

それを補うためにも、体温を高く保つようにしましょう。温めのお風呂に長くつかったり、適度な運動、身体を温める食べ物の摂取、漢方薬の服用も効果的です。

10.ストレスをためない

ストレスが長期間続くと、自律神経のバランスが交感神経優位に働き、免疫力が低下します。風邪を引きやすくなったり、胃潰瘍や膵炎などを生じ、さらに食欲不信、易疲労感、不眠などの症状が出てきます。

ストレスは万病の元、といwれ、がんも無関係柄はありません。ストレソを溜めないように、自分にあった解消法を見つけておくのも良いでしょう。日頃からくよくよせず、よく笑い、リラックスすることを心がけましょう

出典:2007年世界がん研究基金、米国癌研究財団報告書より

がんと遺伝子・免疫

祖父も父親も胃がん。多分うちは胃がんの家系で、自分も胃がんになるかもしれない。
このようなガン家系の話を良く耳にします。ガン家系、つまりがんは遺伝すると考えられがちであり、日本人の二人に1人ががんに罹る事実を考えると、日本人の殆どはがん家系なのでしょうか。

がんの遺伝子

出典:排出放射性物質影響調査について

がんは遺伝病ではなく、遺伝子の病気

人は約60兆個の細胞で出来ているといわれ、そのうちの約1%(6000臆個)の細胞が毎日入れ替わっているので、その分の細胞を細胞分裂で補う必要があります。細胞分裂のたびに、中に格納されている遺伝子をコピーしなければなりません。

全く同じ遺伝子をコピーするのですが、その際、ほんの僅かなコピーミス(傷)が生じます。その椅子が細胞の正常な機能に必要な遺伝子に起こり、生まれた細胞が無秩序に増えるようになってしまったのが細胞の突然変異、がんです。

健康な人でも一日に5000個ものがんの目になる細胞が生まれています。がんは、遺伝子に起こる、誰もがなる可能性のある病気です。

がん細胞の排除は自身の免疫機能で行われる

5000個ものがんの芽になる細胞がすべてがんになるわけではありません。人には、そのような異常な細胞が生じた時に、排除する機構が備わっています。遺伝子のコピーミスなどにより生じた異常な細胞は、自身の免疫機構で排除されます。

しかし、免疫力は加齢とともにだんだん弱まってきます。免疫機構のピークは20歳~30歳で、50歳を超えると半分以下に衰えると言われています。

すると今まで排除できていた異常な細胞を排除しきれなくなり、残ってしまい、さらに遺伝子の以上を重ねて、5年から20年かけて増殖し、見つかる大きさにまでなって、初めてがんと診断されます。そうなると手術、放射線、抗癌剤といった苦しい治療を行わなければなりません。その前に何とかすることは出来ないのでしょうか。

免疫機構を維持・増強してがん予防につなげる

遺伝子に異常が生じ、免疫機構をすり抜けた細胞は、5年から20年かけて画像診断で見つかるまでの大きさになります。その大きさは5mm以上ですが、ほとんどのがんはその大きさでも、自覚症状がありません。

自覚症状を伴わない、ごく小さながんのうちに発見し治療を行えば、その後の治癒率は格段に向上します。日頃からの定期的ながん検診は、早期発見に非常に重要です。

しかし、がんの部位にヨテは、検診で見つけにくいものもあるし、そもそも自分の身体ががんを生みやすい状態にあるとすれば、いくら早期に発見して治療しても、また再発する可能性は高いままです。

まとめ

見つかる大きさになるまで待つのではなく、その前に今の「がんリスク」を把握し、そのリスクの度合いに応じて、健康状態や生活習慣を見直しましょう。

その結果として、免疫力をアップして、がんが棲みにくい体づくりをすれば、がんを防いだり、発症を遅らせる確率を上げることは十分にできるでしょう。

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